こんにちは、さくらです!
先日、コスプレイヤーの友人が「見て見て〜」と
刀剣乱舞の加州清光くんのコスプレ写真を送ってくれました。
それが抜群に似合っていて!!!
あ、これパーソナルカラーも関係あるなと思ったので、
今回は色とコスプレを絡めたお話をさせていただきます。
■刀剣乱舞とは
スマホアプリ版公式サイトはこちら!
公式twitterの紹介ツイートも引用しておきます。
※私はゲーム未プレイのままミュージカル刀剣乱舞を観劇し「は?加州くん可愛いが…?」と帰る道すがらアプリをDLしました。
公式画像を引用させていただきつつ、
まず最初に加州くんにどんな色が使われているかを分析していきます。
その後、使う色を決める手がかりになりそうな知識をいくつか共有しますね。
ただ、申し訳ありませんが私自身はコスプレイヤーではありません。
なのでもしかしたら
「それができたら苦労しねーんだわ…」
「コスのこと全然わかってないじゃん…」
と引っかかる部分があるかもしれません。
レイヤーさんのご苦労は重々承知しております…
これから書くことは、
「【完全保存版】絶対正しい色選び!」とか
「【悩んでる人全員見て!】色を変えただけでクオリティーが上がりすぎたwww」
みたいな話では全くありません。
「色についてこんなこと知ってたら面白いかもね〜」というだけの話です。
軽い読み物としてサラッと楽しんでいただければと思いますが、
もし今後の活動に少しでも活かせそうな部分があれば嬉しいです。
それでは楽しんでどうぞ!
加州くんは何色?
加州くんの画像を見た瞬間、
黒! 赤!
この2色が目に飛び込んでくるんじゃないかと思います。
上の文字と同じ色であればWinterの色ですが、実際のところはどうでしょうか。


引用させていただいた上記2枚の画像から使われている色を抜き出しました。
それがこちらです!
じゃん!


※肌・爪の色には厳密には差異がありましたが、ほぼ同一だったので同色でまとめてあります。
実際に色を抜き出して思ったのは、
「バリバリのWinterかと思ったけど着てるのはAutumnだな〜」
ということです。
まず、一番意外だったのは、髪が真っ黒じゃなかったこと!
暗めのココアブラウン系だったんですね。
目ももっと真っ赤!なイメージでしたが、
思っていたよりも彩度が低く落ち着いた赤でした。
お肌はマットで色白ですね〜。あまり血色は良くないかな?
・髪と肌の特徴だけならSummerタイプっぽい
・瞳がとても印象的なので赤であればAutumnも着こなせそう
続いて、実際に身につけている「赤」に注目します!
籠手の赤については別途お話しますので、
まずは2段目の赤(爪・目・襟巻・着物)からご覧ください。
全ての赤がどれも少し暗めの落ち着いた赤です。
真っ赤な絵の具に、黒と、少しだけ白を混ぜて作った感じ。
彩度が低めで穏やかな優しい色。
ナチュラルで素朴さのあるあずき色ですね。
これ全部、めちゃくちゃAutumnらしい赤なんです!
・身につけているのはAutumnの赤
「へ〜Autumnの赤なんだ〜」というところで、
次は戦闘服(服・籠手)と内番服(袴)の違いを見ていきましょう!
■戦闘服と籠手
2段目の襟巻・服・髪の色の並びを見た時、
服の黒が他の2色よりも少し前に飛び出してきているような印象を受けませんか?
それだけ黒って印象の強い色なんです。
厳密にはこれは「真っ黒」ではありませんが服も籠手もかなり黒に近い色。
そして黒の強さに合わせて他より彩やかな赤で籠手が飾られています。
さらに「質感」についてもご紹介しておきます。
布である服に比べ、籠手の方が光沢のある素材で作られていますよね。
先ほどから「印象が強い」という言い方をしていますが、
質感で言えば、マットな素材よりつやがある素材の方が強い色にマッチします。
実際に使われているのはAutumの範疇ですが、
「彩度の高さ」や「つや感」はWinterカラーの大きな特徴でもあるんです。
というわけで、
戦闘服の方が内番服より若干Winterっぽく感じますね。
■内番服
戦闘服の黒と比べると、袴の色ってどうですか?
ちょっぴりグレーがかってマットなのがおわかりいただけるでしょうか。
黒よりは少し柔らかい色になっていますよね。
戦闘服が全身黒ベースなのに対し
内番服は柔らかい赤と濃いグレーが半々。
なので、内番服はよりAutumnらしい穏やかな雰囲気に見えます。
・どちらの服も基本的にはAutumn配色
・戦闘服:より濃い黒、鮮やかな赤なので少しWinterっぽいキリッとした雰囲気もある
・内番服:マットでナチュラルなAutumnで、とっても和っぽい色使い!
以上!
お顔と服の色の抽出結果でした!
ちなみに加州くんのパーソナルカラーは…?
これはね、正直に申しますと
「絶対これ!」とは断言できません!
ごめんなさい!
単純に髪・肌・目の色と同じシーズンの色はわかりますが、
それは実際に服を着た時の「顔映り」とイコールではないからです。
一応、ということでよければ、
髪・肌の特徴から見ると1stタイプはSummerっぽいかなぁと思います。
中でも少し薄めの明るい色ですかね。
真っ黒やビビッドな色には負けてしまうのでWinterではなさそうです。
ただ、着ているのは基本的にAutumn色でしたよね。
しかも似合ってるし。
これはもう、ひとえに目力です!
瞳の赤がSummerではなくAutumnだから!!!
赤であればAutumnもバリバリ着られてしまう…!
そして逆に赤以外のAutumnは浮いてしまうんじゃないかな、と思います。
ドンピシャパーソナルカラーを着ているわけではなさそうなのにとってもオシャレですよね〜。
目の印象がどれだけ大切かがよくわかる事例でした。
清光、世界一かわいいよ…!
大前提はとにかく「トーンを揃える」こと!
以前パーソナルカラー診断をした時、
「次にやるコスプレのウィッグの色はどれがいいと思いますかー?」とご相談いただいたことがあるんです。
皆さんも悩んだことがありますか?
身につけるもので色に悩むのって、
本当に大まかにですが
①ウィッグ
②カラコン
③衣装
なのかな、と思います。
漫画やアニメのキャラクターたちは
現実にはありえない髪色だったり目の色だったりしますよね。
でも、同じありえない色のカラコンをしていても
「やけに目の色が不自然だなぁ」という時と
「こんな色なのにめちゃくちゃ自然だ…!」という時がありませんか?
この不自然さは何なのかというと、
目の色だけが他と比べてめちゃくちゃ浮いている違和感から来ています。
図でご説明しますね。

真ん中が原作カラーだと思ってください。
左が目に合わせて全体を鮮やかなトーンにしたもの、
右が全体に合わせて目だけ淡いトーンにしたものです。
原作通りだとしても、
真ん中の子は目だけが鮮やかで不自然に浮き出ている感じがしますよね。
イラストなら
「ちょっと違和感あるけどまぁいいじゃん!」ですが、
これはあくまでも「二次元であり現実ではない」からこそ成立しているバランスです。
現実でリアルに人間がこの格好をすると
色が浮いている違和感が悪目立ちしてしまいます。
色の組み合わせが不自然だから「作り物感」が増すというか。
例えば、
2.5舞台では気にならなかったのに、
同タイトル同キャストの映画版はめちゃくちゃカラコンが不自然で気になる…
って思ったことありませんか?
これは個人的な感覚ですが「不自然さ」=「非現実感」だからだと思います。
映画版はロケを行いますよね。
だから、背景の現実感とキャラクターの作り物感が釣り合わないんです。
それで不自然で非現実的な存在に見えてしまうのだと予想しています。
なので、色合いだけでも減らせる違和感は減らした方が
不自然さが軽減され「本当にいる…!」感が出るというのが私の考えです。
先ほどの女の子のイラストで言うと、
原作から左に変えるのは人によっては抵抗があるかもしれません。
だいぶ印象が変わりますもんね。
でも、原作を右にする場合はほぼ印象を変えずに違和感を消すことができます。
ということで、
まずウィッグ、カラコン、衣装の中から
基準となる「絶対に使いたいアイテム」を決めることをおすすめしたいです。
この綺麗な淡い髪色を表現したい!
それなら髪の印象を消さずに馴染んでくれるカラコンと衣装。
目がポイントだからぜ〜ったいこのカラコン!
それなら瞳の色を浮かせず引き立てられるウィッグと衣装。
既製品のこの衣装を使うことにした!
それなら衣装に負けずかつ悪目立ちもしないウィッグとカラコン。
色のトーンに揃えるだけで、
この世に実在するキャラクターとして存在感がかなり整うと思います。
それではここからは
「トーンを揃えるのが大切」ということを前提に
不自然さを軽減できる色選びの知識を2つ共有しますね。
パターン① キャラクターのイメージカラーを自分のパーソナルカラーに寄せる
…はい。
おっしゃりたいことはわかります!
自分を見せたいんじゃなくてキャラクターを演じたいのに
自分に似合う色から選ぶのはおかしくない?
という話ですよね。本当にごもっともです。
が、試しに少しだけ考えてみてください。
そもそも「似合う」って何でしょう?
言い換えれば「調和している」「馴染んでいる」ということ。
つまり「似合う」=「違和感がない」ということなんです。
先ほどお話しました通り、
違和感は少ない方がよりキャラクターの存在が自然になりそうですよね。
そこでパーソナルカラーを利用してみよう!というわけです。
さてさて。
冒頭で話した友人はビビッドカラーが
大・大・大得意なバリッバリのwinterタイプでした。
鮮やかな絵の具のような原色をとても格好良く着こなせます。
加州くんのイメージカラーと言えば
満場一致で 黒!赤!でしょうから、
違和感の無い程度に原作カラーを自分の得意な色に寄せてしまうのはアリだと思います。
つまり、
本当の加州清光はAutumn色の服を着ているし髪も服も真っ黒ではないけれど、
あえてWinterお得意の真っ黒&真っ赤で揃える!!
という方法です。
トップに載せた絵なのですが、改めてこちらをご覧ください。

肌以外(髪・目・服・耳飾り)の色味を変えてあります。
Winterはよりビビッドに、Summerはより明るい色に揃えましたが、
どれも加州清光として違和感はありませんよね。
この中から一番似合う配色を選ぶと考えれば
あまり抵抗は無いと思うのですがいかがでしょうか?
(ところで、全て同じ肌色なのにAutumnが一番くすんで見えますね…)
ちなみに刀ミュの加州くんの配色はWinterでしたね!
髪も衣装も真っ黒! そこに鮮やかな赤!
これは舞台だからって理由もありそうです。
日常メイクより舞台メイクを濃くするように、
服や髪の色も舞台ではより鮮やかで派手な方が目立ちますから。
さっきの絵でも、Winterの加州くんが一番存在感がありますよね。
パターン② シチュエーションから色を選ぶ
シチュエーションと色にも関係があります!
これはパーソナルカラーではなく色彩心理の話ですが、
トーンの違いで受ける印象は全く変わってきます。
例えば、
鮮やかな色は勢いがあって強そう
マットな色は控えめで落ち着いている
明るくて薄い色は柔らかくて軽い感じ
暗くて濃い色はどっしり動かなそう
みたいな感じです。
戦場で控えめにしていたらやられてしまいますし、
逆に、普段から全力で気を張っていたら疲れちゃいます。
だから、
より鮮やかな戦闘服を身につけて自分を鼓舞し、
穏やかな色の内番服で気持ちをリラックスさせる。
これってとっても理に適っているんです。
ということで、
緊迫した雰囲気のクールな写真を撮るのか?
和やかな日常風景の写真を撮りたいのか?
そんなシチュエーションから色のトーンを決めるのもいいですね。
「主〜、お茶淹れたけど飲む〜?」って雰囲気なら
ほっこり優しいAutumnカラーがとっても似合いそうだし、
「ぐずぐずしないで!行くよ!」って感じなら
厳しさやしっかり者感が出るWinterカラーが良いかもしれません。
あとは屋内屋外どこで撮影するかなんかも考えると面白そう!
アイドルジャンルでステージ風に撮りたいから
派手な色の方がいいな〜とか。
外で自然の風景の一部に溶け込みたいから
あんまり彩度が高い色だと変に浮いてしまうかな〜とか?
考え始めるとキリがなくなってしまいそうですが…w
最後に
これは自分でブログを書く時に使いたくなかった言葉第一位なのですが、
何かもう他に言いようがなかったので使わせていただきます。
いかがでしたか?(……)
オタクにとって色って本当に本当に大切ですよね。
もちろん、原作通りの色!の優先度が一番高くなるとは思います。
ですが、時には今回ご紹介した
・自分に似合う色
・キャラクターの性格に合う色
・環境に合う色
なんてことを考えていただくのも目先が変わって楽しいと思います♪
素敵なお写真を共有してくださるレイヤーさん、
いつも本当に本当にありがとうございます。
そんな皆さんに、この話を少しでも楽しんでいただけていますように!
もしよろしければ、ご感想やご質問など一言でもお気軽にお寄せいただけたら嬉しいです。
それではまたお会いしましょう!
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