04-2.好きな服を着るのはどこまで自由なの?


4-2. 好きな服を着るのはどこまで自由なの?

こんにちは!さくらです。

前回は

「好きな服を着るだけで他者貢献になるってどういうこと!?」
「私がどんな服を着ようが、別に誰かのためになんかならんでしょ」

って話に対して

「あなたの服を見て元気になったり、勇気を貰う人がいるかもしれないじゃないですか!」

……と、めちゃくちゃ胡散臭い回答をしたところで終わったんでしたねw
本日はその続きでございます。


前回の最後、「もう一つ新しい概念を紹介したい」と予告していた通りです!

「自分の課題」と「他人の課題」を分離する考え方はすでにご紹介しましたので、
本日はアドラー心理学よりもう一つ、
「共同体感覚」という概念を持ち帰っていただきたいと思います!


好きな服を着るのはどこまで自由なのか?

前回の例を軽く振り返っておきましょう。

「この服を着てみたい気持ちはある。でも恥ずかしい」

この問題について、自分の課題は「その服を着るかどうか」だけ。
他人の課題は「私がその服を着ているのを見て、相手がどう思い、行動するか」です。

他人の課題をコントロールすることはできないので、
あなたは
「その服を着るのと着ないの、今よりも良い自分になれるのはどちらか」
だけを考えればいいという話でした。

「似合わない」と思われようが、
「急にイメチェンしてどうしたんだろうな」と思われようが、
あなたにはあなたの意思で、自信を持って好きな服を選ぶ権利があります。


ただ、この時、勘違いしてはいけないことがあるんです。
それは、

「自信を持つ」ことと「自己中心的」であることは全くの別の話

だってことです。

「自分が傷つく可能性を恐れない」のは自信ですが、
「自分が良ければ他人が傷ついてもいい」と考えるのは自己中です。


結婚式にお呼ばれしたときに何を着るか

これはあくまでも極端な例として聞いていただきたいのですが、
「友達の結婚式だけど、私もウェディングドレスで参列したいな〜♪」と思ったとしましょう。

確かに、私たちには「好きな服を着る自由」があります。
でも、これを「やってみよ!えいっ♪」と踏み越えてしまっていいんでしょうか?


……これはね、やっぱりダメなんです。

人目が気になるからとか、
ルールだからとかマナーだからとか、

そういうことじゃないんです。

その行動は、主役である新郎新婦の二人はもちろん、
ご家族やその他参列者の皆さんをたくさん悲しませますよね。


私たちは何をするのも自由に選択していいんです。その権利を持っています。

だけど、私たちは人と関わらずに生きていくことはできません。
だからこそ、その自由という権利の中には、
「人を傷つける自己中心的な行為を選ばない」責任もあるんです。

私たちは一人ではなく、人との関わりの中で生きている。
その前提を忘れてはいけません。


「共同体感覚」を持って生きること

「友人の結婚式にウェディングドレスで参列する」のは自己中心的な行動だとご説明しましたが、
今度は「友人の結婚式に適切な服装で参列した」と想像してみてください。

その場合は参列者みんなで幸せな空間を作り出し、共有することができますよね。
全員一丸となって新郎新婦をお祝いする幸せな一体感があると思います。

イメージできますよね?

この感覚が、アドラー心理学でいう共同体感覚に近い考え方です。
そしてアドラーの議論では、人生の意味や幸福は次の方向で語られます。

  • 自分を受け入れ、他者に貢献することで自分を好きになること。
  • 「共同体感覚」を持つこと。

要するに、他者への関心と協力のなかで生きることが幸福に向かう道だということですね。


……今のところ、「なるほどわからん!」って感じだと思うのでw
もう一度、結婚式の例に戻ってみましょう。


あなたが友人の結婚式に着ていくドレスを選ぶとき、良い式になるようにと考えますよね。
参列者の一人として一緒に場を盛り立て、みんなで素敵な時間が過ごせるように。
式に呼んでくれた友人が喜んでくれるように。

そうやって「自分の課題」に取り組み、服を選んだと思います。
あなたのそんな思いと行動は、「他者貢献」と言い換えられますよね。

そして、もちろん参列者には一人も「私もウェディングドレスで行っちゃお♪」なんて人はいませんw
みんな、新郎新婦を心から祝福しようと集まっている仲間のはずです。
誰も「自分だけ楽しければいい」なんて考えていません。

その前提を、誰もが当たり前に信じていますよね。
つまり、私たちは新郎新婦の結婚を祝う仲間=共同体、というわけです。

仲間だから一緒により良いものを目指すのは当然です。
だから私は自分の課題、すなわち「どんな服装で参列するか」を真剣に考えるし、
仲間も自分の課題を一生懸命こなしてくれると信じています。

自分が共同体の一部であり、共同体に貢献できているという感覚。
仲間もそうしてくれるという信頼。


この所属感と信頼こそがアドラーの言う「共同体感覚」です。
そして、この感覚を持てることがすなわち「幸福」だと彼は定義しています。

この考え方が好きなので、私はアドラー心理学推しなんです!

皆さんはどう感じますか?
いきなり「なるほど!」とはいかずとも、少しは感覚を掴んでいただけたでしょうか?


ちなみに「共同体感覚」の抽象度を上げていくと…?

「結婚を祝いたい人間の共同体」はかなり具体的な例でしたが、
それ以外にも、人が複数集まれば何でも「共同体」と言えますよね。

たとえば、
共同体の最小単位は「私とあなた」ですし(いつも読んでくださってありがとうございます)、
もっと大きくなれば、家庭、職場、地域社会とどんどん広がっていきます。

ちなみにアドラー心理学では、
直接的に関わる人間関係を越え、国家や人類全体まで関心を広げていきます。


……いやこれ、めちゃくちゃ抽象度が高いですよねw

いきなりここに到達するのはもちろん無理!ですが、
私も人生が終わる頃にはその境地に至れているといいなと思っています…w


それで結局、「好きな服を着る」のが人のためになるのはなんで?

自分の課題に取り組むというのは、
人にどう思われるかを考えるのではなく、自分が今よりも良くなれる選択をすること。

これは何度もお伝えしてきました。

前回はそれに対し、
「あなたの行動からポジティブな気持ちをもらえる人がいるよ!」といきなりお伝えしたので、
事実ではあるものの「なんか胡散臭いな…w」と思われてしまったわけですねw


ということで!

早速「あなたは共同体の中の一人だ」って考え方を使っていきましょう。
お約束通り、今日はめちゃくちゃわかりやすい例を持ってきました!

ちょっとゲームの話をしましょうね。


あなたはポケモン6匹のパーティーを組んでいます。

パーティー内、1匹のレベルが1つ上がったとしましょう。
すると、パーティー全体の合計レベルが1つ上がります。

ということは、レベル1つ分、チーム全体の力が上がったことになりますよね。

これと同じように、
共同体というパーティーに属している人間が少しでも成長したら、
その集団はトータルで見て、少し良くなったと考えられませんか?

だから、

あなた自身が自分が良いと思う服を選べた=「成長した」なら、
それに対してどんな感想を抱く人がいようが、その成長自体が共同体にとっての貢献になっている!

そういうことなんですよ!

ついでに、自分の服で前向きな気持ちを抱いてくれる人までいたなら
よーし、ラッキー!大儲け!ってことですね。


あなたは今はまだ「私なんかが何をしようが何も変わらない」って思っているかもしれません。

でも、本当は、そうじゃなくて。

あなたの小さな行動は、まずあなた自身を変えて、
周りの人たちにも影響を与えて、そうやって、ちょっとずつ世界のレベルを上げていくんですよ。

そう考えるとなんだかすごいし、
「私だって結構捨てたもんじゃないな」って感じられてきませんか?


今日の話はここでおしまいです。いかがでしたか?

今回は、ずっとめっちゃくちゃ抽象度が高かったですよね。
なんか最後には全人類一つの共同体とか言ってたし…w

もちろん、私たちはいきなりそんな高みには到達できません。

だけど、あなたが他人を信頼し、小さな行動で成長し、
誰かもまたあなたを信頼し、小さな行動で成長する。
それが共同体感覚の入り口になります。

そして、その感覚を得られることが、
あなたの、そして周りの仲間たちみんなの「幸せ」に繋がっていくんです。

それでは、今回も読んでくださってありがとうございました!

抽象的な話で上手く説明できたか不安なので、もしよろしければご感想など頂けたらとっても助かります。


余談:おすすめの本と、私はAudibleが大好きだって話

今回の話でアドラー心理学に興味を持ってくださった方には、こちらの本がおすすめです!

『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』
▶︎ダイヤモンド社の公式書籍ページ

ちなみに私はAudibleで聴きました。
この本は対話形式で書かれているので、特に音読の良さが感じられる一冊だと思います。
大変おすすめなので、ぜひチェックしてみてください。


ところで皆さん、オーディオブックって普段聴いていらっしゃいますか?
この本以外でもオーディオブックは超おすすめです!!

実は私、お恥ずかしながら最初は「本って紙で読まないと頭に入らなそう…」と
Audibleに否定的でした(これもシェルターですね)

でもこの本を読むのにたまたまAudibleを使ってみたら、
これがめ〜〜っちゃくちゃ良くてですね……。

「文字を読まなきゃ本じゃない!」と凝り固まっていた自分を悔い改め、
その後もプランを継続し、今も毎月様々な本を楽しむことができています。

家事のように「どうしてもやる必要があるけど特に頭を使う作業ではないこと」をしているとき、
オーディオブックを聞くの、最強にいいです。
家事も進むし本も読めてめちゃくちゃ捗ります。
時間を有効に使えている感が半端ないです。


そして、これは声を大にして言いますが、声オタの皆さんには特におすすめです。
好きな声優さんの朗読作品、探してみてください。ぜひぜひ!

いやだってね、声優さんの声を数時間こんなにじっくり聴き続けられること、オーディオブック以外でありますか?

無いんですよ!!!

アニメを見ても、朗読劇に行っても、こんなに長尺の演技は見られませんし、
ドラマCDですら収録時間10時間超えなんて作品にはなかなかお目にかかれません!

げ、月額料金だけでいいんですか…?本当に…?
ありがたすぎるんですけど…?


なお、もちろんこれはアフィリエイトではなく、本当に良いと思って心からおすすめしています。
見てください、この熱量を…w

よろしければ、皆さまもぜひお試しください!