12.芸能人のパーソナルカラーはフィクションかも

芸能人のパーソナルカラーはフィクションかも

以前、
「色黒ブルベといえば、松崎しげるさん!」って聞いたことあります?
って話をしたことがあるんですが、

彼に限らず、
「芸能人でいうと誰々がSpring!」…みたいな話ってよく見かけますよね。

「Springタイプの主な芸能人」
「Summerタイプの代表的な芸能人」

こういった感じでまとめてくれている記事やブログは、
調べたら山ほど出てくるはずです。


実際、私も初めてパーソナルカラー診断を受けたとき、
さも当然のように
「Autumnタイプだからキムタクと同じですね!」って言われたりしましたw

もちろん、そのアナリストの方がキムタク本人の診断をしたわけではありません。
それなのになぜか、

「松崎しげるはブルベ」
「キムタクはAutumnタイプ」

という共通認識のようなものがあるんです。


でも、これって不思議だと思いません?

実際に診断をしたアナリストがSNSで結果を発信したんでしょうか?
それとも、芸能人本人がどこかで結果を公開したんでしょうか?

確かに、どちらもありえない訳ではありません。

でも少なくとも、
松崎しげるさんは絶対に診断を受けていない、、、
と断言まではしませんが、結果を公開してはいないはずですw

芸能人のパーソナルカラーは参考になる?

自分のパーソナルカラーがわかったとき、
もしくはわからないときもそうかもしれませんが、

「そうだ、芸能人を参考にしよう!」

と思うことってあると思うんです。


診断でWinterって言われたから、
同じタイプの芸能人のメイクや服を参考にしようかな〜、みたいな。

もちろん、「こういう格好してみたい!」ってときに
方向性を真似るのは全く問題ありません。

落とし穴があるのは

「全く同じ格好をしてみよう!」

と考えたときなんです。

芸能人は一般人ではない

っていうのも。
やっぱり我々一般人と芸能人って違うんですよ。

顔の造りとかそういう話ではなくw
そもそも着飾る目的が違うっていうんでしょうか。


私たちにとっては、
基本的に服を着るのも化粧をするのも「ノンフィクション」です。

だけど、芸能人にとっては「フィクション」なんですよ。


どういうことかというと、

彼女(彼)らは普段からそういう格好をしているわけではなく、
メディアを通して「憧れ」を発信するためにその格好をしているんです。
(もちろん、普段の格好とメディアでの格好で差がない人もいます)


たとえば、ドラマの「(任意の役者)さん」が猛烈にかわいかったとして。
もしくは、ファッション雑誌の「(任意のモデル)ちゃん」が
うっとりするほど素敵だったとして。

「この人、同じSpringタイプだって聞いたことあるし、私も着られそう!」

と、全く同じ服を買ったとするじゃないですか。


そんなとき、
「色は悪くないのになぜか私には全く似合わなかった……」
って悲しいこともまま起こるわけです。


いやね、そりゃそうなんですよw

だって、芸能人の周りに集まるのはプロばかりです!

本人だって人前に立つプロですし、
スタイリストも、メイクさんもプロ!

見せ方も魅せ方も知り尽くしたプロ集団なんです。

自分自身が作品であり商品なので、
彼女/彼がその服を着こなすこと自体に金銭が発生しています。


ときには、パーソナルカラーじゃなかろうが、
スポンサーが用意した服を着なければならないこともあるはずですよね。

仮にその色がびっくりするくらい似合わなかったとしても、
「いや〜似合いませんねw ワハハw」
で済ませるわけにはいきません。

その姿を見た視聴者に、服装までひっくるめて、
「素敵!」と思わせるのが仕事だからです。
そのためにプロが集結している、ってことですね。


似合わないのはパーソナルカラーが原因かもしれないし、
骨格タイプや顔タイプと合っていないのかもしれません。

もしその服単体に似合わない要素があるとしても、
他の服との合わせ方・小物使いなど、
トータルコーデで印象はガラッと変えられます。

服だけでどうにかしなければならないわけではなく、
もちろんメイクで調整することもできるし、
髪型でイメージをコントロールすることもできます。

さらに、本人にも格好に適した振る舞いをする力があります。

そうやってたくさんの人が動き、
一丸となって「憧れ」というフィクションを創り上げています。

ところで、化粧崩れの原因は?

少し話は変わりますが、皆さん、化粧崩れの原因ってご存知ですか?

もちろん様々な要因がありますが、
原因の一つは、化粧品同士や化粧品と皮脂が混ざり合うことです。

そして、パーソナルカラーのコスメを選ぶメリットとして、
化粧品と皮脂が混ざっても「くすみにくい」ことが挙げられます。


私たちにとってメイクはノンフィクション……
つまり「日常」なんです。

崩れたら即お直しに飛んできてくれるメイクさんがついていないどころか、
化粧直しの時間すらそう何度も取ってはいられません。
だからこそ、「崩れにくい」ことがものすごい価値になるわけです。


でも、芸能人にとってはどうでしょう?
普段使いのものは別として、撮影時のお化粧はいつもとは違うはずです。

確かに、ドラマの「役」にとっては、その服もメイクも「日常」です。
あまりにも当たり前に似合っているので、
私たちはそれを見て、ついノンフィクションだと思い込んでしまいます。

でも、「キャスト」にとってはそうではありません。

全てをトータルコーディネートし、ワンシーンごとに化粧直しをする。
そんなことが可能な「非日常」なわけです。

だから当然、パーソナルカラーと違うメイクをしたからって、
メイクが崩れて肌がくすむなんてことはありません。

だって、直しているから。
崩れたところは見せないようにしているから。

私たちは、常に一番最高の状態だけが映り続けるフィクションを見ています。
雑誌の写真なんてもっとフィクション性が高いですよね。
最高の状態の中の、さらに一瞬を切り取っているわけですから。


でも最初にお伝えした通り、
これは「芸能人の格好を参考にするな!」って話ではありません。

大事なのは
何を参考にするのかを間違えないこと
なんです。


ということで、具体的な内容は次回ゆっくりお話していきたいと思います。
どうぞお楽しみに!