04-1. 似合うとは言われたけど、今までこんな服着たことなーい!


4-1. 似合うとは言われたけど、今までこんな服着たことなーい!

こんにちは!さくらです。

前回の承認欲求の話、いかがでしたか?
承認欲求って、油断すると本当に様々な面で湧き上がってきますよね。

皆さんも、これまできっと
「承認欲求が強くなるとなんか苦しいな……」って何となーく感じていらっしゃったと思うのですが、
その理由がはっきりわかってきたのではないでしょうか。


前回の振り返り

ここ数回はとにかく「自己否定しないこと!」って話をしていますが、
前回は自己肯定を邪魔する劣等感が生まれる理由をご説明しました。

たとえば「背が低い」ってこと。
それ自体はただの「事実」のはずです。
本来、「背が低い」こと自体に良いも悪いもありません。

それなのに
「背が高い方がかっこいい」とか
「背が低いからスタイルが良くない」とか
背が低いことを欠点だと意味づけてしまっているのは自分自身なんですね。

そして「背が低い」と「良くない」と感じてしまうのは、人目を気にしているからだってことになります。
他人を気にするからこそ「欠点」のレッテルを貼ってしまうわけです。


だから、まずは不要な自己否定をしていることに気づくこと!
これが、自己肯定感とエフィカシーを高めていく第一歩になります。

「背が低い」のはただの「事実」でしかないんだと、一旦ありのまま受け止める。
その上で、自分自身がこれからどうなりたいのかを考え、そこに近づく努力をする。
そして、少しでも近づけたらちゃんと自分を褒める!

そうすれば、他人の評価に頼らず、自分自身で自己肯定感を上げていくことができます。

ここまでが前回のまとめです。
これを踏まえて、早速、例を出しながら次の話に入っていきます!


「この服を着てみたい。でも恥ずかしい」

せっかくパーソナルカラーもわかったことだし、
今まで着たことがなかった色の服に挑戦してみたい!

でも、今まで黒とかグレーの服ばっかりだったのに
急に色のついた服を着ていったら変に思われないかな?

とか、

いつもパンツばっかりだけど思い切ってスカート買っちゃった!

だけど、突然スカートをはいたらツッコまれそうでやだな。
たまにちょっときれいめの格好するだけで
すぐ「今日デートなの?」っていじられたりするし……

……などなど!

  • せっかくウッキウキで服を用意したのに、めちゃくちゃ人目が気になる!
  • 浮いて見えるんじゃないかすごく不安……(涙)
  • やっぱりなんか恥ずかしいよ〜……!!

こういったような理由で
せっかく用意した服を着るのをためらってしまった経験に覚えがないでしょうか?

これは今までお話ししてきた内容でも説明ができます。


①人は見えないシェルターに守られているから

この講座の最初にお話したシェルターのこと、覚えていますか?

私たちは常に見えないシェルターに守られていて、
その存在に気づくのも、そこから出ていくのも難しいって話です。

今回の例も同じ説明ができますよね。

つまり、急に今までと違う格好をしようとしたために
「変わらず同じ格好を続けるべきだ」と心理的ブレーキがかかったってことです。


②私たちは承認欲求を満たすために人目を気にしてしまうから

前回は少し切り口を変えて、
恥ずかしいのは「他人を気にしているから」だとご説明しました。

承認欲求を満たしたいとき、私たちはよく人目を気にしてしまいます。
なぜなら、誰かに褒められることで承認欲求を満たそうとするからです。

ところが他人の反応はコントロールできませんから、何をしたって褒められることが確約はありません。

だけど、褒められないとどんどん自信が無くなります。

自信が無いから人に認められたい。
だから褒められたい、でも褒められない。
褒められたい、褒められない。

褒められた!

でも、もっと褒められたい。だけど褒められない……

こんな苦しい無限ループの末、
ガンガン自己肯定感が下がって自己否定に走ってしまうんです。


でも、私たちは自分一人で生きているわけではないので……

ややアプローチは違いますが、
今言った2つの説明はどちらも「自分の内側」にフォーカスした話でした。

でも実際のところ、
私たちって、自分一人の世界で生きているわけではないんですよね。

なので、今回からはいよいよ「他者」との関係に目を向けていきます!


「人目を気にしないで自分の思うようにやってみよう!」って言い方だと、
それって自己中では?と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

でも、実はそうじゃないんですよ。

「自分」と「他人」をきちんと分けて考えることは、
自分のためだけでなく、ちゃんと人のためにもなるんです。

今日はそんな話をしていきたいので、
私の推し心理学こと『アドラー心理学』より「課題の分離」という考え方を紹介させてください!


「課題の分離」ってなに?

前回は
「相手がどう思うか」を考えての行動ではなく、
「自分がどうなりたいか」を考えて行動することが大切だとご説明しました。

このように考えられていることが、まさに「課題の分離ができている」状態です。

  • 自分の課題=自分が何を思い、何をするか
  • 他人の課題=他人が何を思い、何をするか

と定義して、
「自分の課題」と「他人の課題」をしっかり分けて考えるのが
「課題の分離」ということです。

課題の分離ができていれば、
「他人の課題」は相手だけの領分と捉えて手を出さず、
自分は目の前の「自分の課題」にだけ集中することができます。


……いったい何のこっちゃですよねw

わかりやすく、例を出して説明します!


例:あなたは、仕事で大きなプロジェクトに携わることになりました。

こういう場合、私たちは
「私はこれをやるから、あなたはこっちをよろしくね!」
って、自然に分業しますよね。

直接顧客に接触する営業もいれば、
登録作業をしてくれる事務もいるし、
実際のシステムを動かすエンジニアもいれば、
みんなが働く環境を整えてくれる人もいます。

やっていることは違いますが、
それぞれが自分に振り分けられた仕事に真剣に取り組み、
一丸となってプロジェクトの成功を目指しています。

この状態はとても健全ですよね。
仕事を分け合い、チーム全体で協力して前に進めています。


私の仕事=「自分の課題」
相手の仕事=「他人の課題」
と置き換えて考えてみてくださいね。

これが「課題の分離ができている」状態なんです。



でも、もし仲間を信用できていなかったらどうでしょう?

「本当にちゃんとやってくれてる?」とイライラしたり不安になったり、
「遅いんだけど!もういい!私がやるから!」と一度は任せた仕事を取り上げてしまったり、
相手のことばかり気にして、自分の仕事が疎かになっていきます。

これ、自分の仕事がスムーズに回らなくなるのも良くないのですが、
仕事を取り上げられた方だって落ち込みますよね。

だって自分の仕事に手を出されるのは
「あなたを信用できない」と言われているのと同じことだから。
これから仕事をしていく自信がなくなってしまいます。

こちらが「課題の分離ができていない」状態ってことですね。


つまり、課題の分離ができていないと

自分自身の成長の機会を逃し、仲間からも大切なものを奪ってしまう

というわけなんです。


おそらく、普段働いていて「同僚を信頼している」と意識することは少ないと思います。

でも、自然に仕事を分け合えるのって、
実は前提として「相手を信じて任せよう」って気持ちがあるからなんです。
相手を信頼しているからこそ課題を分け合い、「自分の課題」に集中して取り組むことができています。


逆に言えば、
「自分の課題」に集中することは他者への信頼であり、
他者が「自分の課題」に集中する助けになっているというわけです。

これを言い換えると
「自分の課題」と「他人の課題」を分ければ人のためになるってことになりますよね。


「こんな服着たことないから恥ずかしいよ~!」は誰の問題?

さて、課題を分離する大切さがわかったところで本題です。

「この服を着てみたい気持ちはある。でも恥ずかしい」

これは「自分の課題」でしょうか?
それとも「他人の課題」なのか?

これを考えていきましょう!

まずはそれぞれの課題を考えます。

① 自分の課題
自分の課題は、自分が何を思い、何をするか。

ということは、
「今まで着たことが無い服を着るかどうか」に対し自分が選択できる行動は、
自分がどうするか=「着る/着ない」の範囲だけ。

② 他人の課題
他人の課題は、あなたがいつもと違う服を着ていることに対し、
相手がどう思うか/どう行動するか

整理するとこんな感じです。


ということはですよ。

「変なのw」って言われるんじゃないか。
「急にどうしたのw」って思われるんじゃないか。
だから心配だし、恥ずかしいんだよ〜!

そう思ってしまうのは本当に痛いほどわかりますが、実はこれらは全て「他人の課題」なんです。


本当に「変だよw」って言われるかもしれないし、
実際は「めちゃくちゃ似合うよ!」って言ってもらえるかもしれません。
それはやってみるまでわからないんです。

「他人がどう思うか」についていくら考えたって、
結局、相手の行動や感情はコントロールできませんからね。


だから、自分にできるのは、他人の課題を気にして、悩んで、
自分の課題を放り出してしまうことではなくて、
自分がやるかどうかを選ぶことだけ

だからこそ、
人目を気にせず、着るか/着ないかだけを考えればいい!ってことなんです。


「えっ……? 私が好きな服を着ることが他者貢献に……?」

今日は「課題の分離」を説明するために、

  • プロジェクトを分業するって話
  • 着てみたい服があるけど人目が気になるって話

この2つを例に出してみました。
ここで、こう思った方もいるはずです。

分業の話はわかったよ。
それぞれが自分ができる仕事に集中した方が効率もいいし成果が上がる。
だから確かに、私が私の仕事だけに集中することは他人のためになるかもしれない。

なるほど、仕事に関してはそうだと思う。

でもさぁ、別に服は関係無くない?
私がどんな服を着ようが、別に他人のためにはならないでしょ。

……はいw 気持ちはわかります。
でもね、実はなんとそれすらもちゃんと他者への貢献になっているんです!

どういうことか説明しますね。



いつもよりちょっと派手なこの服を勇気を出して着るかどうか。
そんな自分の課題に向き合った結果、「より良い選択は着る方だ!」と行動したとします。

すると、あなたの行動はそこにいた仲間に

  • 「新しいファッションに挑戦してすごいな〜!私も頑張ろう!」とか、
  • 「きれいな色で暗かった職場の雰囲気が明るくなったなぁ」とか、
  • 「私も今度そういうの着てみたいな!どこの服か聞いてみよう!」みたいに、

勇気や安心感など、ポジティブな気持ちを与える可能性があるんです!



……こんなこと言われても、まだ全然ピンと来てないですよねw

それどころか、
なんならちょっときれいごとっぽいというか、
いや言ってることはわかんなくないんだけどなんかしゃらくせえな……
と感じる方もいらっしゃると思いますw

この感覚を説明するのには「課題の分離」って考え方だけだとやや無理があるのでw
もう一つ新しい概念をお伝えした上で再度ご説明させてください!


このまま話を続けたいところではありますが!

今回は話がすでにだいぶ長くなってしまいましたので、
ここで「次回に続く!」とさせていただきたいと思います!

胡散臭くない&わかりやすい例を持ってきますのでぜひ楽しみにお待ちください…w

それでは、今日もご覧くださりありがとうございました。
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