情報整理になぜ「緑」……?
色彩オタクが考える3色ボールペンのあれこれ
前回は、
「3色ボールペンで文章に色をつけながら読む」
という情報整理術をお届けしました。
赤は最重要。
青はそこそこ重要。
緑は自分が好きだと思ったこと。
覚えていますか?
今日はこの「色の選び方」そのものに、
色彩オタクとしてツッコんでみたいと思います。
だってね、ずっと気になっていたんですよw
赤と青は、納得しかない
まず、赤と青。
この2色が「重要度」を表すのは、感覚的にもすごくしっくりきませんか?
赤は、色彩心理では「興奮」「緊急」「注意喚起」の色。
信号の止まれ、消防車、危険マーク。
「見逃すな!」って叫んでいる色なんですよね。
だから「最重要」に赤を使うのは、もう満場一致!
異論なしの大賛成です。
青は、「冷静」「信頼」「知性」の色。
論理的で落ち着いた印象を持っています。
企業のロゴに青が多いのも、
「信頼できますよ」というメッセージを込めているから。
赤ほどの緊急性はないけど、
理性的に「これは押さえておくべき」と判断する情報。
青の持つ冷静さと、見事に合っていますよね。
ここまでは完璧。
色彩オタクから見ても、文句のつけどころがありません。
問題は「緑」、お前だ……!
3つ目の色、緑。
おさらいすると、緑でチェックするのは
「自分が好きだと思ったこと」「心が動いたこと」でしたよね。
客観的な重要度とは関係なく、自分の感性でピンときたものに印をつける。
それが緑の役割です。
でもね、基本的には緑の色彩心理って、
「安心」「穏やか」「安らぎ」「リラックス」なんですよ。
森林浴とか、ヒーリングミュージックのジャケットとか、
そういう「ほっとする」イメージの色。
「心が動く!」「ときめく!」「これ好き!」って感情は、
リラックスとはちょっと違くないですか?
何かにビビッとくる瞬間って、むしろ心が躍っている状態だと思うんです。
ワクワク、キラキラ、ピンッとくる感じ。
それなら、色彩心理的にはもっとぴったりの色があるんですよ。
「黄色」の方が合ってない?
色彩心理において、
黄色は「ひらめき」「好奇心」「ワクワク」「軽やかさ」の色!
電球のアイコンがだいたい黄色いの、見たことありますよね?
まさに「ピンときた💡」を象徴する色なんです。
「自分が好きだと思ったこと」にチェックをつける。
自分だけの感性で、自由に、直感的に選ぶ。
この行為のエネルギーって、
緑のリラックス感より
黄色の軽やかな好奇心の方がずっと近い気がしませんか?
赤・青・黄なら、色彩心理的にもバッチリだったのにな〜……!
と、この本を読みながら、ひとりでもだもだしていましたw
それならどうして「緑」が選ばれたのか
ここからはすべて私の仮説になりますので、
軽い気持ちでお聞きいただければと思いますw
色オタとしてはちょっと悔しいんですが、
「緑」が選ばれた理由、冷静に考えるとちゃんとあるんですよね。
理由1:視認性
そりゃそうすぎるw
黄色のボールペン、想像してみてください。
白い紙の上で……、見えますか?
……ほぼ見えないですよねw
黄色ってとにかく明るいので、白い紙との差が少なすぎるんです。
せっかく線を引いても、
後から見返したときに「どこ引いたっけ?」って見つけにくい。
蛍光ペンの黄色ならクリアに見えるんですが、ボールペンだと厳しい。
これは致命的です。
一方、緑は白い紙の上でもちゃんと読めます。
赤・青との区別もしやすいです。
地味だけど、実用面でかなり優秀なんですよね。
理由2:市販のボールペン問題
前回ご紹介した本の著者は、この方法を実践するにあたって、
「1本に赤・青・緑が含まれているペンがいい」と言っています。
持ち替える手間なく、カチカチッと切り替えるだけで色を変えられるから、
読書の流れを止めずに直感的に作業できる!
これが最大のメリットです。
で、市販の多色ボールペンのラインナップを思い浮かべてみていただきたいんですが、
黒・赤・青・緑。
この4色が定番ですよね。黄色、入ってませんw
つまり、世の中に出回っているペンの都合上、
「赤・青ともう1色」を選ぶなら、実質的に緑一択だった可能性が高いんです。
理由3:「好き」を気負わず拾える色
これはあくまで私の解釈なんですが。
もし3色目が黄色だったら、
「キラキラ!ワクワク!」が強すぎて、
「ここに黄色を引くぞ!」ってちょっと気合が入りすぎる気もするんですよねw
緑のリラックス感って、
「別にそんな大層なことじゃないよ〜」
「なんかいいかもね〜」
みたいな気楽さがあるんです。
「なんとなく好き」「なんか気になった」くらいの温度感で、
ふわっと印をつけていい。
そう考えると、「力を抜いてちょっと好きなものを拾う」には
緑のゆるさがちょうどいいのかもしれません。
必ずしも理論が正解じゃなくていい!
まとめると、こういうことなんですよね。
色彩心理の観点からは、黄色の方が意味がぴったり。
でも実践のしやすさを考えると、緑が現実的なベストチョイス。
理論上の正解と、実際に選ぶものは違ってもいいんです。
これ、実はパーソナルカラーの現場でもよく感じます。
「この色が似合いますよ」と言っても、
その色の服が売っていなかったり、
本人が好きじゃなかったりしたら、意味がないんですよ。
理屈がどうであれ、使えなければゼロ。
好きで使い続けられるなら、それが正解です!
「緑」が選ばれたのも、きっとそういうことなんだと思います。
色相の意味より、「手に取って、すぐに、毎日使えること」を優先したんですね。
……個人的には「黄色がいいな〜」という思いがやはりゼロではないので、
もしノック式で赤・青・黄の3色蛍光ペンが登場したら、私は全力でそっちを推したいと思いますw
あっても良さそうなのに、意外と無いんですよねえ…
皆さんはどう思います?
ノック式3色蛍光ペン、使ってみたくないですか!?w
良かったら聞かせてくださいね。

